2月21日は京都マラソンが行われる日。地方テレビではスタートの様子も放映されてて、市民マラソンなので6時間ほど市内はランナーでごった返す。それにしても京都は長距離走が好きな街だ。冬になると男子の高校駅伝、女子駅伝、小学生の大文字駅伝、そして今日の京都マラソンがある。その度に市内には交通規制がかかる。

しかし交通規制がウザいとはまったく思わない。それは実家前が福岡国際マラソンのコースになっているということも関係あるのだろうか。よくわからない。基本的に運動音痴の僕としては、42.195kmも走るなんて考えたこともないし、だから走る人はスゴイと思う。尊敬はしないけど、ただただスゴイと思う。しかも市民マラソンは走る人がお金を払っているのでしょ？金もらっても走りたくないのに、金払って走るなんて異次元の世界の出来事のよう。

京都に限らず日本中でマラソンは開催されるらしく、今日は東京でも西の方でマラソンが開催。知人が参加するらしい。その人は数年前に台湾のマラソンでコースを間違えて失格。昨年のまある大会ではエントリー料の支払期限を間違えて参加出来ず。なので今日はとりあえず参加にはこぎつけたみたいなので、あとはコースを間違えることなく完走できることを願うばかりだが、とはいっても根本的には自分のことではないし、またコースを間違えた方がネタとしては壮大なテンドンとして秀逸なので、是非とも間違えてくれないものかとも期待している。

その人とはSNSで知り合って、先日ようやくリアルでもお会いしたのだが、表面的には考え方が真逆で水と油のよう。でもずっとやりとりができているし、基本的に気が合う。それは政治や社会の有り様についての理想が違っても、そんなのは友人であることに何の妨げにもならないのだということの証明のような気がしている。試合はするけど終わればノーサイドでユニフォーム交換するよと。そんな感じ。一方で、試合が終わっても結果に拘泥して相手チームと握手もしないというのでは、同じチームの選手であっても友人にはなれなそうだ。

子供の頃、町内対抗ソフトボールチームに入って練習したのに、試合に出してもらえなかったことがある。それは僕が下手くそだから仕方ないのだが、チームの中では上手な人が出て負けたのに、その出場選手が「試合に出てないのに参加賞は貰うんか〜」みたいなことを言ってきて、とても悲しい思いをしたことがあった。試合に出てないのは僕の意思ではないし、練習には1度も休まずに参加したのだ。参加賞の鉛筆3本など欲しくはないけど、無性に腹が立った。今思えば、同じチームに所属しててそのチームの勝利を目指している同士であっても、必ずしも友人にはなれないのだということを悟った原点だったのかもしれない。

最近、そんなことを感じる出来事がいくつかあった。仲間と思っていても、利害が絡んでいるから同じ場所で同じ方向を向いていただけで、ある瞬間に向く方向や利害の性質が違えばあっさりと敵対する。それはチームを移籍して別チームの選手同士で対決するというのとは違って、チーム内のポジション争いで足を引っ張る、チームメイトの怪我を祈るような種類の。やはり、友人になれるわけもない。学校時代の友人と同じレベルの友人が社会人になってからはなかなか出来にくいというのは、きっとそういう理由なのだろう。社会に出ればなんだかんだと利害関係は出てくる。同僚といえども社内での成果競争はある。そんなことはないよと思いたいけれども、現実はなかなかそう簡単で理想通りにはいかないものだ。

と、ここまで書いて家族の昼食にとホットケーキを焼き、息子と外出し、帰宅していろいろしていたらブログで書きたいことをすっかり忘れてしまった。どんな結論に持っていきたかったんだろうか。うーん、わからない。ジジイだな完全に。というわけで、腰折れのままこの辺で終わりです。すでに京都マラソンも終わり、東京方面での知人ランナーも完走したそうです。いやあ、残念。そうじゃないね、おめでとうございます。こんなこと言ってるから友達すくないんだわオレ…。

反省しますです。