息子3歳7ヶ月は、ここ数日自分の呼び名を変えている。⚪︎⚪︎ちゃんと親が呼ぶので自分でも自分のことを⚪︎⚪︎ちゃんと呼んでいた。が、数日前から自分のことを⚪︎⚪︎⚪︎と呼ぶのだ。親族では母方の祖父だけが息子のことをそう呼んでいる。正月以来会ってないので、その影響というのは考えにくい。だから保育園で何かあったのだろう。保育士の先生たちはみんな⚪︎⚪︎ちゃんと呼んでいる。ただ、保育士の先生が親に息子のことを報告する時には⚪︎⚪︎⚪︎くんと呼ぶ。そういうこともあるのか。お友達との間で何らかのやりとりがあるのかもしれない。その本当の理由までは永遠にわからないだろう。ただ、彼は自分のことを⚪︎⚪︎⚪︎と自分を自分で呼び捨てにして呼ぶようになっている。

自分のことを考えると、母親は51にもなった息子のことを⚪︎⚪︎くんと今でも呼ぶ。だがさすがに自分で自分のことを⚪︎⚪︎くんと呼ぶわけがない。では実名で呼び捨てにするかというとそうではなくて、僕や私と呼ぶ。息子もいずれそう呼び出すのだろうと思う。それが自然だからだ。しかし今はまだそういう呼称があることを知らないので、⚪︎⚪︎⚪︎と呼び捨てで言っているのだろう。

ちょっとしたことだが、そうやって成長していくのだろうな。成長というか、変化だな。

そんな息子3歳7ヶ月は、最近保育園の帰りに「なんか買いたい」と言う。帰りの時間にはお腹が空いてくるのだろう。パンを買ったりバナナを買ったりするのだが、基本的に食べるのは家に帰ってから。だが今日は僕もお腹が空いていたので、途中のスーパーでバナナを買って、すぐに2人で1本ずつ食べた。僕は調子に乗って「こういうのを何て言うか知っとる？」と言った。息子3歳7ヶ月は「バナナ！」と答えた。僕は「買い食いって言うの」と。しまったなあ。変なことを教えちゃったなあ。明日から「買い食いしよう！」とか言い出さないかなあ。自転車での帰り道でならまあ仕方ないけど、保育園で買い食いを連発しないかなあ。品行方正を演じ切りたいお父さんとしてはちょっと心配のタネが増えた。そもそも品行方正じゃないから仕方ないのだけれども。