このところ息子3歳7ヶ月の、わがままなのかお調子者なのかよくわからないけども、いろんなことに勝手なことを言うことがエスカレート。いや、エスカレートというほどでもないのだろうけど、そのままでは厄介なので叱る、でもなくこちらも反応。2人で自転車に乗って移動のことが多いのだが、そういう時に後部座席に座って、足ガードみたいな部分に足を乗せたりする。そうするとどうなるのかというと、お父さんの太腿後部に息子のつま先が当たるのだ。当然漕ぎにくい。2回くらい「ちょっとやめて」と言う。だが当然そのくらいではやめないので、自転車を漕ぐのをやめる。「もう自転車漕げんから、おうちに帰られん。もうずっとここにおる。」と宣言する。そうすると息子「いや！」と。お父さん「だって漕げんから仕方ないもん」。息子「もうせん…」。そうしてやっと自転車は進み始める。

金曜日。保育園に迎えに行くと息子「自転車じゃないのに乗って帰る」と言い出す。そんなこと言われても困るお父さん。先生たちもスルーして帰っていく中での親子会議。言い出した息子としてもそのまま意見を引っ込めるわけにいかないらしく、ずっと半泣きで自転車はイヤだと。とはいえ自転車置いて帰るわけにはいかないので、無理矢理な妥協案を提示するお父さん。「じゃあ、自転車に乗って、お父さんが漕がずに押していくのはどう？」と。息子渋々納得。やっとの事で帰路に着く。

保育園から家までは約4km。お父さんもある程度覚悟して歩き始める。が、1kmほど歩いた辺りで「歩いてだと帰り遅くなるよ。もう自転車漕いで行った方がいいと思うよ」と提案してみる。すると息子「イヤ！」と。「⚪︎⚪︎駅まで押していく」と。なんだろうこれは。何かの罰ゲームか？お父さん悪いことなんてしてないんだけどな。仕方なくまた歩き続ける。

しばらくして踏切に。踏切を渡るのではなくて、踏切が降りた時に線路に並行に道を渡るポイント。なので踏切が降りるのを待つ。後部座席に16kgの人を乗せた状態で押して歩くのは右手二の腕がかなりしんどい。だから自転車のスタンドを立てて腕を数回振り回してみる。すると息子「もう自転車乗って帰る」。多分、お腹も空いてきたのだろう。お父さんとしてはそんな提案に乗るわけにもいかず、「イヤ、押していく。⚪︎⚪︎駅まで押してって言ったのは⚪︎⚪︎ちゃんやろうが」と言い放ち、再び押し始める。息子無言。その踏切から⚪︎⚪︎駅までは約1km。お父さんも辛いが、ここは教育上も押すべきだと判断。息子無言。このままのムードはさすがに可哀想なので、押しながらくだらない話を振ってみる。まあ、お父さんが一番意地っ張りなのだ。息子が引っ込みがつかないのは、お父さんに似ただけなので仕方ない。結局3kmほども自転車を押して歩いた。まだ経験は無いけど、パンクした時のいい予行演習になった。

昨晩、寝る前にお母さんに着替えをさせてもらっている時におどけて手や足をバタバタさせる。もうけっこう力も強いので親もしんどい。お母さん困っていたので「もう知らん。歯磨きもしない。虫歯になっても知らん」とお父さん（我が家では息子の歯磨きはお父さんの仕事）。「いや！」と息子。ズボンを脱いだ状態の息子をしばし放置。しばらくギャン泣き。1分ほどして、無言で磨き始める（実は泣いてる時の方が磨きやすい）。磨き終わって「はい、お母さんとブクブクしに行っておいで（それはお母さんの役目）」とお父さん。すると息子、泣きながらお父さんにしがみついてきた。お母さんは笑いながら「あんたたち、ケンカしとったんじゃないの？」と。仕方なくまだ着替えていなかった息子の服を脱がせ、パジャマを着せ、一緒に洗面所に行く。

どこまで怒っていいのか、どこからが叱りなのか、それは正直よくわからない。でもまあ、休日も仕事だったお母さんの代わり（代わりというのはちょっと違うが）に一日中お出かけなどして一緒に過ごした、そういうことの上でのぶつかり合いなので、虐待などではないと信じてる。この年齢になるといろんな葛藤が出てくるのだろう。それは一生続くわけで。その葛藤の解決方法の基礎を彼が学んでいる最中だということは親としてもわかっていて、今やっていることが最適解なのかどうかはわからないものの、出来ることしか出来ないのも事実なわけで。まあとにかく、楽しみながらも一生懸命にやっていくしかないのです。

そんな息子、布団の上で通常状態から90度回転した姿勢で寝てて、足がお父さんの布団にかなり突き出てて、お父さん寝にくいです。こういうのはなんとかならんものかと、いつも思います。まあ可愛いからそのままにしときますけど。